全国調査によると、運動が嫌いな子ども（小学5年生）は約10人に1人。その子どもたちに理由を尋ねると、驚くことに、半数以上が「小学校入学前から運動が苦手だったから」と答えています。つまり、すべての人が運動を楽しむことができるようになるには、幼児期が重要な時期ではないかと考えられます。
　私の研究室では、子どもたちが適切に運動能力を発達させ、運動を楽しむことができるように、園や小学校、行政、企業と連携した研究や取り組みを行っています。心も体も活力ある子どもたちを育むことは、日本の、そして世界の未来をつくることにつながると考えています。

【現在進めている主な研究テーマ】
・活動量計を使って自立歩行を開始した1-2歳児の活動タイプを判別する方法の開発
・全天候型屋内運動遊び場が幼児の運動経験や身体活動にどのような影響を与えるか
・「子どもの運動経験の見える化」をするためのチャレンジ運動の開発
・運動遊びを身近にするための「運動遊び日めくりカレンダー」の開発
・幼児とその保護者（父母）の身体活動および家庭環境を追跡する研究
・家庭などの狭いスペースでもできる幼児の運動能力測定方法の開発

【研究室にある主な機器】
　以下の機器を保有しています。共同研究等で使用を希望される場合は、お気軽に一度ご相談ください（kkeisuke@meijo-u.ac.jp）。
・活動量計　ActiGraph wGT3X-BT（40台）
　腰や腕に装着して身体活動量を測る小さくて軽量の機器で、世界中の身体活動研究で最も頻繁に使用されている
・活動量計　activPAL4 micro（20台）
　大腿部に装着する小さな機器で、特に座位行動を精確に測定可能
・活動量計　Active style PRO HJA-750C（23台）
　日本のオムロンヘルスケアがリリースしている主に研究用の活動量計
・光学式心拍センサー　Polar OH1（20台）
　上腕や前腕に装着して心拍数を計測する機器
・体重計　seca878 デジタルフラットスケール検定付（1台）
　フットスイッチとダブルディスプレイの付いた持ち運び可能な検定付の体重計

【2020年度】
フィジカルディスタンスを保ちながら誰でも楽しむことができるNewスポーツ「パッスビー」を考案しました（2021/3/8）

家庭での親子運動を促進するために開発した「親子で楽しむ！うんどうあそび日めくりカレンダー」が発売しました（2021/1/20）

ちびっ子チャレンジカップ2020オンライン（子育て世代応援プロジェクト）において、家でもできるちびっ子チャレンジ運動を監修しました（2020/12）

ちびっ子チャレンジカップ2020オンライン（子育て世代応援プロジェクト）において、家でもできるちびっ子体力測定を監修しました（2020/12）

日本運動疫学会「公式声明委員」に就任しました（2020/12/17）

日本体育学会の応用(領域横断)研究部会「生涯スポーツ研究部会」委員に就任しました（2020/9/10）

株式会社ティップネスとの共同研究「屋内遊び場における複合遊具の導入が幼児の身体活動量に与える影響」が開始しました（2020/9/1）

ママのための情報サイト「mamaomoi」に、香村監修の「【後編】親子で楽しむ！雨の日の室内運動あそび」が掲載されました（2020/6/10）

ママのための情報サイト「mamaomoi」に、香村監修の「【前編】親子で楽しむ！雨の日の室内運動あそび」が掲載されました（2020/5/27）

研究室に着任しました（2020/4/1）