生物環境科学科

植物保全学研究室

Laboratory of Plant Conservation Science

植物の生き様を学び、
保全に活かす

長田典之 准教授長田典之 教授

辻本翔平 助教辻本翔平 助教

研究内容

愛知県には,奥山から里地里山,湿地・湿原,沖積平野,沿岸・里海,河川・湖沼といった多様な自然環境が広がり,そこには各々のハビタットに適応した多様な野生植物が生育しています。しかし,それらの植物の中には開発等の影響により,絶滅に瀕した種が少なくありません。私たちはこのような自然環境と野生植物を貴重な資源と考え,それらの保全へ貢献することを目的としています。そのために当研究室では愛知県をはじめ,国内外の絶滅危惧種等を対象に,分類学的,生態学的および遺伝学的手法により,野生植物種の多様性と環境応答特性の解明を進めています。また農地生態系,都市生態系や森林生態系の一構成員としての植物の現状を遺伝子,個体,個体群および群落などの各レベルで把握し,植物多様性の保全・維持に寄与する研究を展開しています。

研究室だより

詳しくは上の「研究室オリジナルサイト」をクリックしてご覧ください。

研究室からのお知らせ

【平成29年度】
▲ 長田典之准教授が北海道大学から着任し,新たに研究室がスタートしました。(4月1日)
▲ 3月17日(金),ホテルメルパルク名古屋で卒業祝賀会が行われ,四年生16名が無事に卒業しました。今後の活躍を期待しています!

最近の主な論文・著書

● Osada, N. and T. Hiura. 2019. Intraspecific differences in spring leaf phenology related to tree size in temperate deciduous trees. Tree Physiol. 39: 782-791.
● 長田典之. 2019. 光合成と葉の生理生態. 森林生態学(石井ほか編). 朝倉書店.
● Osada, N., K. Murase, K. Tsuji, H. Sawada, K. Nunokawa, M. Tsukahara and T. Hiura. 2018. Genetic differentiation in the timing of budburst in Fagus crenata in relation to temperature and photoperiod. Int. J. Biometeorol. 62: 1763-1776.
● Saeki, I., et al. 2017. Adaptive significance of arboreality: field evidence from a tree-climbing land snail. Anim. Behav. 127: 53-66.
Update :

page top