四季を彩る葉っぱのひみつ
植物機能科学研究室
緑の葉が黄色に変わったり、または赤色に変わったり、
同じ木の葉でも季節によって色が変化するよね。
葉っぱの中にどんな色素が入っているのか、
薄層クロマトグラフィー(TLC = Thin Layer Chromatography)
を使って観察してみよう。
緑色の色素は、光合成に大切なはたらきをするクロロフィルという色素です。
気温が低下したり、葉の老化が進むと、光合成の能力が弱まり、クロロフィルは分解されていきます。
TLC を使って、ほかにもいろいろな葉を調べてみましょう。
乾燥わかめや緑茶なども調べられます。
葉に含まれる赤い色素は、主としてアントシアニンと呼ばれる色素です。
この色素は水溶性のため TLC では確認できません。
でも、赤色で隠された他の色素がきっと見つかるはず。試してみましょう。