環境分析化学研究室
硫黄を含んだ石油や石炭をもやすと、酸性雨ができます。
酸性雨は、木を枯らし、湖などを魚の住めないところにしてしまいます。
花火の実験を通して、酸性雨がどのようにできるのかを理解しましょう。
花火の燃焼では硝酸カリウムが酸化剤となり、硫黄と反応し二酸化硫黄が生じます。
この二酸化硫黄は気体のため煙として空気中に放出され、
その後、雲や雨水に溶け込むことで、強酸の硫酸に変化し、酸性雨として地上に降り注ぎます。
酸性の強さは pH で評価できます。
pH の値が5.6より小さい雨が酸性雨になります。
酸性がさらに進み pH
の値が4以下になると魚は死滅するといわれています。