世界の工芸作物(油料作物,繊維作物など)の栽培研究
高度成長期の貿易自由化に伴い,日本からは多くの工芸作物の栽培が消滅してしまった.しかし,世界のどこかの国で栽培されており,日本はそれらを輸入・利用している.このような作物の生産国は開発途上国であるため,日本においてそれらの作物の栽培研究を行うことは,国際協力上大きな意義を持つ.本研究室では,油料作物のヒマ(蓖麻),ゴマ(胡麻)など,繊維作物のジュート(黄麻),ケナフ,ボウマ(莔麻,イチビ),アマ(亜麻),チョマ(苧麻)などの特性と栽培環境による生育・収量の変化について研究を行っている.ヒマはインドネシアで,ゴマは西アフリカのブルキナファソで栽培の指導をしている.