Department Of Environmental Bioscience Meijo University, Japan

研究室について

研究室の方針
卒業研究に従事する人は大切な研究室の一員(研究者)です.
従って、それだけの自覚と責任が各人に求められます.もちろん実験は楽しい!
しかし、
1)その過程で自らの哲学を構築すること
2)研究の成果は、社会に積極的に発信・還元して完結すること
3)可能な限り多くの付加価値を身につけて卒業すること

これらをモットーとしています.

研究室ゼミ
・毎週1回,論文発表や実験内容の発表,討論を行っています.
・月末には月刊報告書の提出および研究ポスター作成を自主的に行なっています.

お知らせ

   
2017/4/1
院生1名,4年生8名で2017年度の本研究室の研究生活が始まりました。 細田准教授は,4月よりオーストラリア(University of New South Wales)へ1年間の研究留学です。
   
2017/3/17
院生2名,4年生14名が無事に修了・卒業しました。
   
2017/3/4
「持続可能イノベーション社会創成センター」の第1回研究成果報告会が名城大学で開催されました。本研究室からは,4年生(夜陣さん)が発表しました。
   
2017/2/14
院生2名(井本さん,平田さん)の修士論文発表会が行われました。2人とも見事な発表でした。
   
2017/2/12
4年生の卒業研究発表会が行われました。皆さん無事に発表を終えることができました。
   
2016/11/5
4年生の竹尾君が第47回中部化学関係学協会支部連合秋季大会(豊橋)で研究成果を発表しました。
   
2016/10/24
4年生の加藤さんが日本微生物生態学会第31回年会(横須賀)で研究成果を発表しました。
2016/4/1
院生3名、4年生17名で2016年度の本研究室の研究生活が始まりました。
2016/4/1
昨年度、開設が認められた「持続可能イノベーション社会創成センター」に田村教授、細田准教授も研究メンバーとして参加することになりました。
2016/3/30
日本農芸化学会2016年度大会(札幌コンベンションセンター、北海道)で、4年生の林さんがポスター発表を行いました。
2016/3/24
田村教授を中心に行っている研究(GETシステム)が、愛知県知事の承認を受けて行う、実証研究に採択されました。研究課題名「稲わらを利活用したバイオメタン生産及び発電・熱利用システムの実証研究」
2015/3/8
「バイオリマテリアル創製センター」の第3回研究成果報告会が名城大学で開催されました。本研究室からは、院生(井本さん)、4年生(加藤さん、田口君、林さん、赤松君)が発表しました。
2015/5/23
農学部のスポーツ大会(ソフトボール)が開催され,ベスト8でした。
2015/4/1
院生3名,4年生15名で2015年度の研究生活が始まりました。
2015/3/7
「バイオリマテリアル創製センター」の第2回研究成果報告会が,名城大学附属図書館視聴覚室で開催されます。本研究室からは,院生(塩澤香菜さん),4年生(石川はるのさん,新實祥太郎君,井本舞さん,大野汐織さん,石川克也君)が発表します。
2014/11/28
細田准教授が,「バイオリマテリアル創製センター」の中間報告会で講演しました。
2014/11/11
田村教授が,名古屋で開催された「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議:The UNESCO Education for Sustainable Development team」の「The workshop III-3: Accelerating Action for Sustainable Development ? Energy ?」で講演をされました。
2014/11/8
田村教授が,生物環境科学科開設10周年記念事業として開催された公開講座「地球にやさしい環境を考える」の中で「水田で再生可能エネルギーを生産する-GETシステムとは-」というタイトルで講演されました。
2014/8/14
大学院生の塩澤香菜さんが,第13回IUPAC 農薬化学国際会議(アメリカ,サンフランシスコ)でポスター発表を行い,Poster Award(ポスター賞)に選ばれました。受賞テーマ:Novel biodegradation mechanism of alkylphenol polypropoxylates and identification of their biodegradate by S10-GERMS method(新規アルキルフェノールポリプロポキシレート分解メカニズムの解明およびS10-GERMS法による分解菌の同定;なお、Poster Awardは、約600 題以上の発表の中から20題が選ばれ、日本からの発表での受賞は、唯一、本Poster Awardのみでした。おめでとうございます!詳細はこちらからも確認できます。
 
2013/9/3
田村教授が,グループリーダーを務める愛知県「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトによる研究成果として,「AXIMA微生物同定システム対応高精度細菌識別ソフトウェア Strain Solution」が島津製作所と共同開発され,発売されました。詳細はこちらを参照ください。
2013/6/26
田村教授がセンター長を務める,「バイオリマテリアル創製センター」(平成25年度 名城大学研究奨励助成制度・高度化研究推進事業)が採択され,H27年度までの研究がスタートしました。メンバーには,細田准教授や「光合成を利用した二酸化炭素の利活用」で共同研究している理工学部の神藤助教も加わっています。
「島津製作所」
「愛知県政」
  
2013/4/15

2010年度に本研究室で博士課程を終了した堀田雄大君は、博士課程の研究内容が高く評価され、日本農薬学会から平成25年度の学会賞(奨励賞)を授与されました。

受賞研究題目:
農薬補助剤のライフサイクルに関与する環境微生物の分子生態学的研究

高校生の皆さんへ

 本研究室では,教員,学部生,大学院生が「微生物が創る夢の世界」の実現を目指し,様々な環境問題を科学的に解決しながら研究を行っています.微生物が持つ力は,時に大きな力となります.それを実感することができる研究室です.貴方も名城大学農学部の環境微生物学研究室で夢の扉を開いてみませんか?

研究紹介

 環境微生物学研究室は,農学部の3学科体制移行に伴う2005年度の生物環境科学科設立時に,我々が解決しなければならない今後の課題に微生物の研究を通して挑戦するために新設されました.本研究室は,微生物の機能を利用して「地球への負荷を低減する」および「環境を制御する」ことを最終目標としています.具体的には,水田を天然の発酵タンクと位置付け,再生可能なバイオマス資源として有望な農業で発生する廃棄物の利活用により,メタンガス(G)をエネルギー(E)として,田んぼ(T)から回収(GET)するという,物質循環による再生可能エネルギーの創製システム「GETシステム」の構築を目的として附属農場で研究を行っています.また,有機化合物で汚染された地下水や土壌の微生物による浄化に関する研究のように「微生物の力で環境修復」するために,浄化に関わる微生物を環境中から取り出し,純粋培養を試みています.この微生物は,酸素が必要な好気性細菌や酸素が不必要な嫌気性細菌など様々な種類の微生物を対象としています.従って,このような浄化に関与する土壌微生物の効率的な同定・解析手法を確立するための研究も行っています.また,単離した微生物やその群集(コンソーシア)が有機化合物を分解していく仕組みを遺伝子やタンパク質を用いた分子レベルで解明し,得られた成果をさらに環境修復技術へ応用することも企業と共同で研究しています.研究テーマの詳細は以下をご覧下さい.

「微生物が創る夢の世界」
○水田を利用した農産廃棄物からのエネルギー生成手法の開発(GETシステム)
○MALDI-TOF MSを用いた新規な微生物分類法-S10-GERMS法
○油を含む汚泥の微生物浄化と物質循環を利用した微生物バイオリファイナリー
○有機塩素化合物(ジクロロメタンとトリクロロエチレン)の微生物分解
○大量人工化合物の農耕地での環境動態の解明と分子レベルでのメカニズム解析
○男性ホルモン作用かく乱物質の探索および機構解明
○遺伝子組換えシアノバクテリアによる二酸化炭素からのエチレン生成
○細菌を用いた金属の酸化還元反応

〒468-8502
名古屋市天白区塩釜口1-501
TEL:052-832-1151(代)
FAX:052-832-1151(代)
名城大学農学部
環境微生物学研究室