GAP

GAP教育導入による 農産物生産工程における
リスク評価のできる人材の育成

農産物が商品として消費者の手元に届けられるまでに多くのリスクが存在します。
そのリスクを正確に把握・評価し、適切に管理することで、生産者・消費者ともに信頼度の高い農産物が生産されます。

生物資源学科では「適正農業規範:Good Agricultural Practice (GAP)」の考え方を講義体系に取り入れて、
農産物生産工程のリスク評価のできる人材を育成するプロジェクトを行います。

Topic


「GAP実践講座」を行いました

2025年8月21-22日に集中講義「GAP実践講座」を行いました。
この講義はJGAP協会公認のGAP指導員研修も兼ねており、グループワークを行いながらGAPのより実践的な理解を深めていく講座となります。皆さん真剣に農業現場の問題点について討論し、よりよい環境を作るための方法を導き出していました。

 
講義の様子1                    講義の様子2



グループワークの様子


植物工場の見学を行いました

2025年8月1日に豊橋市のイノチオみらい株式会社の植物工場を見学しました。
この植物工場はJGAP認証の太陽光型植物工場で3.6haの巨大な温室にミニトマトを周年で栽培しています。労働安全や衛生管理など様々な点で配慮がなされており、講義で学修した内容を現地で見ることができて、大変参考になりました。

 
選果場の様子                             温室内の様子


公開講座を行いました

2025年6月7日に公開講座を行いました。
シリーズ「食と農の安全を考える」第9回 ―次世代農業のフロントライン:植物工場が拓く新たな可能性

講演1.「3.6ha自然光型植物工場における、GAPを取り入れた持続可能な経営」
イノチオみらい株式会社 代表取締役社長 大門 弘明氏

講演2.「閉鎖系施設を用いた資源循環型植物生産」
大阪公立大学 研究推進機構 植物工場研究センター長 北宅 善昭氏

今年度は植物工場についてその運営や未来の姿についてご講演いただきました。
講演後は質疑応答コーナーが設けられ、学生、一般参加の方から熱心な質問が行われました。




講演の様子と質疑応答(左が北宅氏、右が大門氏)



過去の公開講座

2024年6月1日
シリーズ「食と農の安全を考える」第8回 ―化学が描く持続可能な農業の未来

講演1.「食糧問題に貢献する鉄の力 ~鉄は肥料かバイオスティミュラントか~」
愛知製鋼株式会社 未来創生開発部 次世代あぐり開発室 室長 鈴木 基史氏

講演2.「食を支える農業化学、 新農薬の研究開発について」
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社(MCCLS) 研究開発本部 登録部 安全性評価グループ グループリーダー 福元 健志氏


2023年6月3日
シリーズ「食と農の安全を考える」第7回 ―身近な食材、見える安心―

講演1.「GLOBALG.A.P.とイオンアグリ創造の取り組み」
イオンアグリ創造株式会社 総務部品質管理マネージャー 賀川 健氏

講演2.「食材の道のり レタス編」
日本マクドナルド株式会社サプライチェーン本部 渡邉 良輔氏、森谷 亮氏
デリカフーズ株式会社 東京営業所 エリア営業部 藤川 雅恵氏